◼️ハネムーンで世界各地の観光名所をドレス姿の嫁を連れて巡った話◼️

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カプリ島に3泊したのだが有名な青の洞窟には行けなかった。

波が少しでも高いと洞窟内に入れないらしい。

青の洞窟が見れるのは40パーセントくらいの確率と言われている。

神様が、また今度くるキッカケを作ってくれたんだと思う。

いつか子供を連れて家族でカプリ島に

ゆっくりとバカンスをする日が来る事を楽しみにしている。


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彼女が指定した花の都フランスParis

僕らはカプリ島を出た後、イタリア国内を電車で北上した。

向かう先は、ミラノ。

世界3大ファッションコレクションが開催される街。

そんなミラノから飛行機に乗ってフランス、パリに行こうというプラン。

電車で4時間くらいかけミラノ駅についた。

「ミラノ チェントラーレ スタッツオーネ!」

ミラノ中央駅だ。

イタリア語の強いイントネーションの響きがなんか好きだ。

ミラノ駅についた僕らはBALで濃いエスプレッソを飲んで空港行きのバス停に向かった。

するとミラノ駅構内で、あるひとつの違和感を感じた。

駅内を見渡すとたくさんの人が大きなダンボールを抱えて歩いている。

友達同士でもなく、行き先もバラバラ。

何故、多くの人がダンボールを持っているのか。

その理由もわからず僕らはバスを待っていた。


すると数分後、いきなり爆音が聞こえた。

地響きするような今まで聞いた事のないとんでもない爆音だ。

その音に驚いた僕らは気になって彼女と音のする方へ向かった。

その光景をみたら、さっきの謎が全て解決した。

ミラノ駅の中央入口には200人くらいの人が楽器を持って演奏しているではないか。


フラッシュモブならぬ、

フラッシュライブだ。


日本ではあまり見かけないけど、海外動画ではよく見る街中で

いきなりたくさんの人が踊り出すフラッシュモブ。

それとは少し違い、たくさんの人が演奏するフラッシュライブ。

そう、ダンボールにみんなが隠し持っていたのは、

楽器だったんだ。この時に分かった。

ミラノ駅の構造上、音が外に逃げる事なくすごい迫力で生の大演奏を聴いた。


たまたま立ち寄ったミラノ駅なのにまるで

僕らのハネムーンを祝ってくれているかのような気持ちになった

人の気持ちなんて勝手に決めつけてしまう事ばかりだ

音を聞くときにそれは自分にとってどんな演奏だったのか、

それは自分次第でどのようにでも感じる事が出来る

音楽の素晴らしいところだ


その演奏が10分くらいで終わり、

みんなはそそくさとダンボールに楽器をしまい、

それぞれ自分の進むべき方向に歩きはじめた。いさぎよい解散だ。

偶然出会えた事にとてもhappyを感じた。



それから空港に向かいフランスパリいきの飛行機に乗った。

飛行機の上から見るパリの夜景は、

とてもロマンチックで映画に出てくるような甘い輝きを放っている街だった。

空港からバスと地下鉄を使い、まずはホテル向かい

次の日からパリ観光をスタートさせる事にした。


まず、僕らが向かったのは、

名画「モナリザ」が展示されているルーブル美術館。

ルーブル美術館の周りはとても広い公園があり、緑がたくさんある。

丸い円形の噴水の周りには取り囲むように椅子が準備されており

多くのカップルや、家族連れなどで溢れかえっていた。

鳩も噴水を遊んでいた。

ルーブル美術館の前で、

たまたま日本人カップルに声をかけられた。

この旅で日本人に声をかけられたのは、初めてだった。


「すみません、写真を撮ってもらえませんか?」

「はい、全然いいですよー!撮りますねー!はい、チーズ!」


何か分からないが装飾がたくさん施された大きな門をバックに

その日本人カップルの写真を撮影した。

撮影し終わった時にカップルの女性の方が、

「あのすみません。ひょっとして、岐阜の人ですか?」

と僕に聞いてきた。

「え・・・・?そうですけど。。」

僕は頭がハテナになった。

ひょっとしたら僕のお店の過去のお客様かも知れないし、同級生かも知れない。

はたまた若い頃に行ったコンパかどっかで出逢った人かも知れない。

嫁がいるのに、それはさすがに気まずい。。

「いやー、なんか喋り方が岐阜の人の喋り方な気がして!私たちも岐阜の人なんですー!岐阜の人ってイントネーション強いんですよねー!」

長い事、生きているとそういう偶然がたまに起こる事がある。

イタリア語がイントネーションは強いと思っていたが、

僕の日本語もどうやらイントネーションが強いようだった。

話を聞くとどうやら2人もハネムーンでパリに訪れているとのこと。

ご主人様はなんと僕の地元の隣の中学校が地元だった。


広い日本でそれほど人口も多くない岐阜市の人と、

お互い人生に1度しかないハネムーンというタイミングで、

たまたまカメラをお願いされたキッカケで、

フランスパリで偶然に出逢うこともあるのだ。

もうこれこそまさに、トレビァ〜〜ンだ。


その後、その2人と別れ僕らはエッフェル塔に向かった

誰もが知っているパリに存在するタワーだ

実際見たら思ったより大きくて、とても可愛いタワーだった。

全体的なバランスが良いのだろう。

タワーの事を可愛いと思える僕はどうかしているのだろうか。

僕ら三脚を取り出して、彼女はショートドレスに着替えて

エッフェル塔をバックに撮影をした。

彼女はジャンプしたり走ったり無邪気にはしゃいで撮影をしていた

子供のように楽しんでる彼女を見て、

将来子供が出来たら一緒に楽しく遊ぶ事が出来るんだろうなってそんなイメージまで膨らませくれた。


パリ観光はまだまだ続いた。

クラシックバレエにとっての聖地、オペラ座ガルニエに行った。

その中の装飾が豪華すぎる。とても大きなシャンデリアや天井にかかれた大きな絵、

見るものすべてがエレガントといった言葉では収まらない程のスケールだった。

パリでは行きたいお店があった

アンジェリーナという老舗のモンブランとマカロンが有名なお店だ

マカロンといえば一口でパクッと食べれる可愛い食べ物のイメージだが

そこのマカロンは違った

直径のサイズでいえばソフトボールくらいある大きなマカロン

それをナイフとフォークで食べるのだ

お菓子というより、ドルチェという感じで触感ももっちりしており

甘味もしっかりとありとても美味しかった

さらにモンブランも食べた。栗の甘さがしっかりと出ており

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